鰹(かつお)が変色してるけど大丈夫かな?
ちょっと一緒に確認してくれない。
ちょっといつもと違うね。食べる分には問題なさそうだけどちょっと気乗りはしないかな。
気を付けて買ってきてよね
ちーん。(そんなこと言ったってわかないじゃないかー。)
これが噂のアニサキス?アニキサス?ってやつ?あれって虫やなかったっけ?
食卓で不穏なイベント開催中
何やら不穏な会話がやり取りされていますが、かつおのたたきについておさらいします。
鰹のたたきは、市中を流通しているものが大きく分けて2種類。➊冷蔵ものと➋冷凍ものの2種類。
それぞれ、大きさが非常に種類が多いんだけど今回は省略して説明しますね。
ここで問題となるのがゴシ(ゴリ)の存在です。中部地方ではイシとも呼ぶらしいです。ゲジと呼ぶことも聞いたことがあります。土佐高知では鰹は高知県の県魚として広く認知されていますが。
何千本に一本の確率で、ゴシと呼ばれるかつおが混ざります。病気が原因とされていますが実は詳細は不明です。
魚屋さんの悩みの種で、魚屋さんが負担してるイメージですね。お客さんにはゴシを提供できないから、5本仕入れて4本ゴシだったら赤字ですね。。。
本日もお勉強😃
— 多田水産 (@tada2547) June 11, 2020
・ゴシ(石カツオ)には、明らかなゴシと疑ゴシが有る
・外観からの判別は無理
・顕微鏡による観察でも異常は見られない(僕の経験上、寄生虫と血管腫?みたいなのが原因のは有る)
・漁場、漁法、処理方法によって出現率に差は無い
・一漁獲群当たりのゴシ出現率は0〜16.8%(経験上 pic.twitter.com/kPk2fiOAlN
ゴシ(石カツオ)には、明らかなゴシと疑ゴシが有る ・外観からの判別は無理ゲー
引用元 多田水産さんより
鰹は鉄分が多く時間経過とともに酸化して褐色になりやすいです。朱色、身色が鮮やかなものを選ぶのが鉄則で縞模様が濃くはっきりしているものよりも、薄いものが良いです。
がゴシは外見の見た目(鮮度)と関係なしに発生します。おまけにお腹部分だけ、尻尾部分だけゴシという部位だけのゴシもあるので熟練のおじちゃんでも目利きが働きません。ゴシは刺身になんて到底出来ません。鉄臭い刺激的な味の為に食べられないのです。
魚屋さんで買う場合は、ありえない事かと思いますが、念のためにまるごと一本よりも既に捌いているものが分かりやすくて間違いが有りませんね。。実際左側と右側で味が違うのが鰹(カツオ)です。
今までのおさらい。誰?とか言わないで。
特徴 | 見た目 | 原因 | |
---|---|---|---|
特徴 | 端的に不味い。数千に1本の確立 |
包丁を入れてみると硬い |
鉄の味で刺激的 |
見た目 | 至って新鮮で見間違えやすい。 |
時間の経過とともに正常の鰹に比べてどす黒くなり易い傾向あり。 |
おなか部分だけ、尻尾部分だけゴシといった部位だけゴシあり。 |
原因 | 1説には病気。目下原因究明中。ただ予算的に難しいかなと。 |
原因不明? |
特発性? |
藁焼きトロ鰹のたたきを食べよう。
カツオのたたきをサラダ仕立て
香ばしい藁焼きのトロ鰹を季節の野菜と和えて
室戸海洋深層水塩の塩たたき
意外とおススメなのは塩たたき。余りつけすぎないように気を付けて。薬味と少量の山葵が食欲を引き立てます。
どない?いい感じじゃろ。
くそ。悔しいけど美味しい♬。何で?さっきまで変色してたと思ってたのに。魔法使った?取替トリック?
まーた。拗らせる事言ってんのな。それにしてもゴリカツオってのは何で出るんかな?
それがわかれば苦労しないのにね。