食後の回答編。嘘のようなゴシ(ゴリ・石ガツオ)の話
あー。見た目でわかれば買わなかったのに。
これだとわかんないよね。お店の人も、漁師さんも大変だね。
オイラも理由がわかってないんだってばー。でも出来る範囲で解説するね。自分で説明するのもちょっと思うとこがあるぞい。
それで、ゴシってそもそもだっけ?
ゴシはゴリや石ガツオとも呼ばれているんだ。
基本的に包丁が通らない。➊硬い、➋不味い、❸くさみが有るの三重苦の鰹だけれども見た目は新鮮で見分けは魚屋さんでも困難を極めます。切らないと分かりません。原因が不明だし全体じゃなく一部位だけゴシってのも有るんだよ。
結局、冷蔵品と冷凍品どっちが良いの?
冷蔵品は高級品です。と言いますのも昔は現在と違って、鰹の卸値価格は安く設定されてありました。
かつては古くは江戸時代頃から鰹に対して見直されてきた歴史的な経緯もあります。
コロナウイルス時代が始まるおよそ数年前までは鰹は卸値が跳ね上がっていました。
理由は、赤道付近で中国、フィリピン、インドネシアが乱獲をしていたのではないかと推察されています。
しかしコロナ環境下では、鰹それ自体の需要が下方修正されており、高知県でも豊漁で本来漁師さんはじめ漁業関係者は喜ばしい事なのだけど、卸値は半値になり、燃料、人件費など経費が過剰計上される忙しいだけに終わる大量貧乏状態になっています。
大量に獲れたらどうするか?日持ちさせる為にどうしても冷凍ですよね。でも味が落ちてしまう懸念が。ですが今の漁師さんは丁寧に扱ってくれています。一本釣りした鰹を船の中で凍結してしまいます。凍結保管温度はなんとマイナス40度以下。カツオ、マグロなどの魚は成分から温度が高いと色がどんどん変色してしまうのです。
冷凍といっても獲り方、冷凍の仕方、加工の仕方。どれを選ぶかで商品の品が変わっています。ここで紹介されるのは、脂の乗ったトロ鰹を1本釣り後の船上凍結したもの。価格が高くても妥協はしません。現在はお店のほかにもふるさと納税でも全国各地で鰹のたたきの販売が見られます。
よし。颯爽に騙されても良いから納税申込しよ。鰹の味比べだ。
それはどうなの?そんなに鰹食べれるの?ってか違いわかるのかなー。
鰹の卸値が半値になったとはいえ、依然として冷蔵の鰹は高級品で値段をそこまで下げていないので、あまり口にされるお客様はいらしゃらないかと。
冷蔵での発送が一概にいいのかというとそれは今の世の中。すべて届いて食べるわけにはいきませんね。冷凍には冷凍の良さがあるのです。
それだったら冷凍でも充分満足かな。
冷凍でも今は美味しいものは美味しいしね。
自家消費でも母の日、父の日、敬老の日あたり特別な記念日にゴシが当たったら終日気分はサイアクにゃん。二律背反ね。
ちなみにうちのオンラインストアでは、冷蔵の鰹は販売しておりません。ですが自信の藁焼きトロ鰹のたたきです。
ただゴシの場合はご連絡ください。状態をお聞きした上で判断し、代品をお贈りします。💛
贈答にはどちらがいいの? | 自家需要なら | |
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場合分け | 食べていただける日がわかっているなら冷蔵品もおすすめ。 ただ食べていただける日がわかっていないなら賞味期限の長さから冷凍品をおすすめします。 |
冷凍品はトロ鰹、南方鰹ともに時期にとっていますので安定した味わいです。 |
メリット |
冷凍は解凍して切るだけなので簡単調理で一人暮らしの方にもおすすめ。 |
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