鮎の友釣りについて

鮎の友釣りとは

鮎の友釣りは、日本の伝統的な釣り方法の一つで、特に夏の風物詩として親しまれています。この釣り方法は、鮎が持つ「縄張り意識」を利用したもので、おとり鮎（おとりあゆ）と呼ばれる生きた鮎を使って他の鮎を誘い出し、釣り上げるという独特の技法です。

友釣りの基本原理

友釣りの基本原理は、鮎が自分の縄張りに侵入してきた他の鮎に対して攻撃的な反応を示す性質を利用することにあります。おとり鮎を針に付けて川の中に放つと、そのおとり鮎は自然に泳ぎ回ります。そして、縄張りを守ろうとする他の鮎が近づいてきておとり鮎を攻撃し、その際に針にかかるのです。

必要な道具

1. おとり鮎: 鮎の友釣りには、まずおとり鮎が必要です。おとり鮎は生きている鮎であり、鮮度が高いほど効果的です。
2. 友釣り竿: 特別な長さと柔軟性を持つ友釣り専用の竿を使用します。
3. 友釣り用仕掛け: 鮎を付けるための特殊な針と仕掛けが必要です。
4. ウェーダー: 川の中に入るための防水衣装。
5. 帽子やサングラス: 強い日差しから身を守るために必要です。特に偏光サングラスをおすすめします。偏光サングラスは水面の反射を軽減し、水中の様子を見やすくするので、釣りの際に非常に役立ちます。
6. 遊漁券: 年券と1日券があり、当地の釣具屋やおとり屋、お店等で販売しております。
7. 友釣り道具: 引き舟、たも網、おとり缶等、釣具屋さんに聞くのが一番です。最初は渓流釣りの道具なども応用できます。

鮎の友釣りの楽しみ方

鮎の友釣りの醍醐味は、その技術と戦略にあります。川の流れや鮎の行動を読み取り、おとり鮎をうまく操ることが求められます。また、自然の中で過ごす時間は非常にリラックスでき、日常のストレスを忘れることができます。

初心者へのアドバイス

1. 地元の釣り師に相談: 初心者は地元の釣り師やガイドに相談するのが一番です。彼らの知識と経験は非常に貴重です。
2. 練習が重要: 友釣りは一朝一夕に上達するものではありません。練習を重ねることで技術が向上します。
3. 安全に気を付ける: 川の中での活動は危険が伴います。常に安全を第一に考え、無理をしないようにしましょう。

四万十鮎を楽しむには

釣るのは敷居が高い、そう思われることも多いはず。ですが、四万十では鮎を釣って漁協や飲食店に卸すことでおとり鮎代や道具代を補填している兼業漁師がほとんどです。ですがおいしい鮎を食べるには、漁師から購入するのは簡単ではないですね。そんな時には四万十ものがたりへどうぞ。天然も一部ありますが四万十川の伏流水で育てた鮎を加工した商品をたくさんとりあつかっております。

終わりに

鮎の友釣りは、自然との一体感を味わいながら楽しむことができる素晴らしい釣り方法です。その伝統と技術を学びながら、ぜひ一度挑戦してみてください。